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いずん堂のよろず

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2017年 08月 24日

花と共に生きる

いずん堂で、花を挿すときは常に「野に咲くように、野に咲くように・・・」と思いながら挿すのですが、
一度で「好いんじゃない!?」となることもあれば、迷ってしまいせっかくの草花が妙な姿になるときもある。
なかなかどうして難しい。
でも、お花や草木が好き。
あっ。ちなみに毛虫くんはキライ。
というか、あんなにゴージャスな毛をまとっているのに見ることすらできない・・・
花をあるべき姿に活けることができる人ってカッチョイイ。
見習うべきことの1つ。

そう言えば、活け方を見習いたいし、個人的にも好きなお花屋さんがある。

「かるかや」さん
花の素晴らしい魅力を最大限にひき出すお花のプロフェッショナル。
そしてその活け方や魅せ方、そのゴージャスさにも圧倒される。
あんなにもダイナミックに花活けされるのに、みなさんとっても笑顔がステキで好いかたたち。
いずん堂が開店する時にいただいたミニ紅葉など随分大きくなりました!


同じように花を扱うことや活けることでも、また違った雰囲気の花や活け方、魅せ方があることを知った。
過日、その方の花を間近で見る機会に恵まれた。
それは友人の誘いで、花挿家 谷匡子さんの『花の呼吸を聴きながら』というテーマで、花を活けるパフォーマンス。
谷さんが花を挿し、それに併せてヴァイオリンを奏でるというステキな空間の共有だった。
花を活けた完成形は見ているけれど、花を最初から活けるのを間近で見ることがなかったのでとてもワクワクした。
しかも、花を活けることに合わせて、即興でヴァイオリンを奏でる・・
なんとも贅沢。
谷さんが花を選ぶ音、運ぶ音、切る音、挿す音。
それに合わせて奏でるヴァイオリンの音。
そして、お二人のなんとなくの呼吸。

花を選ぶこと、うつわに挿すことへの迷いのない所作。
花がそこにあることへの自然。
ステキだったな~。
また一つ。見習いたいお花の世界が見つかった。
(写真は『花の呼吸を聴きながら』の時の谷匡子さんの花)
花と共に生きる_f0326862_23152559.jpg






















花活けとヴァイオリンの共演は初めての体験、夢心地の世界観がひろがっていた。
お店を始めて想うことは、何かとともに生きる人って素敵だなぁ~。と・・・

芸術の秋の序にかえて・・・


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by izundou | 2017-08-24 23:16


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